今年の「酒井ゆたかの府政報告」新春号に記載した府政の動きについての記事です。

「ひったくりワースト1ついに返上」

大阪名物「ひったくり」と揶揄されてきた大阪のひったくりの件数が35年ぶりにワースト1の汚名を返上することができました。大阪府警と警察庁の発表によれば、昨年の大阪のひったくりの発生件数がピーク時の五分の一、昨年の3割減の2,136件にとどまり、千葉県に52件したまわり、35年続いた、全国ワースト1の記録を返上することができました。また、ひったくりを含む街頭犯罪8手口の合計も7万9,864件と東京都を2,555件したまわり、11年ぶりにワースト1を返上することができました。

大阪府では、ひったくりのピークであった平成12年の1万973件をうけて、平成14年より、大阪府警を中心に街頭犯罪撲滅作戦を警察活動の最重点活動と位置付け、警察官の大幅増員や街頭活動への集中投入を実施、また、大阪府や大阪市の防犯カメラの大量設置や、民間の青色パトロールや登下校での学校見廻り隊のボランティア活動など、行政と民間の協力による大阪あげての防犯活動が大きく成果をあげたものです。

ひったくりや街頭犯罪の多さは、住民の安全はもとよりですが、大阪の街のイメージそのものにも大きな影響を与えてきました。なんとなく大阪はこわい街やというイメージが府外や国外の人に植わり、大阪への観光客の誘致にも少なからずの影響を与えてきましただけに、今回のワースト1返上は、これからの大阪の発展にとり、何よりの朗報であると思います。